2008年03月02日

Mystic River/ミスティック・リバー

 
 TV鑑賞です。 

 強烈な物を観てしまった????????

 凄い映画です。

 日本公開の際は、スタンド・バイ・ミー と比較宣伝だったらしいです。

 ハッキリ言ってそれは的外れ。

 昔からショーン・ペンが好きなのと某国営放送の前宣伝番組を観ていたのとで
かなり期待してTVの前で胸を躍らせて鑑賞しました。

 イースト・ウッドらしい抑制の効いた演出とストーリー展開でしたが
ところどころ過剰なドラマを求める大衆に阿るような
ストーリーのフックや画面カットが有り期待していた程の
出来では無いなぁ〜なんて思いながら観ていました。

 ところが、ラストシーンに吃驚です。
ハリウッド映画に有りがちな派手などんでん返しがあるわけでは
有りません。
 多分、ほんどの人は特に驚きもしないでしょう。

 少年時代のイノセントとか大人になってからのイノセントの消失とか
大人の男の人生との向き合い方がテーマのように語られていますが
それはイーストウッドが言いたかったことでは無いでしょう。

 
 「信じるべきものは何なのか?」
 「信じ続けるということは、どういうこなのか?」
 

 初年時代のトラウマから自分を信じることが出来なくなっていた
ティム・ロビンス演ずるデイヴの悲惨な結末は前振りで
そのティム・ロビンス演ずる夫を信じられなくなった嫁が陥った境遇が
主テーマだと思います。
 それも、ラストシーンのちょっと前にわざわざショーン・ペン演じる
ジミーの奥さんにセリフで語らせます。


 ショーン役のケヴィン・ベーコンの演技も素晴らしかったですが
ティム・ロビンスは怪演でした。
 絶賛された「ショーシャンク」での演技より心に残ります。

 ショーン・ペンは、最も得意であろうハマリ役をだったので
良くて当たり前といった感じです。 

 この映画は、しばらく頭から離れることが無いでしょう。
 
 
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 ミスティック・リバー/Mystic River
監督 クリント・イーストウッド
製作総指揮 ブルース・バーマン
製作 クリント・イーストウッド、ジュディ・ホイト、ロバート・ロレンツ
脚本 ブライアン・ヘルゲランド
出演者 ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン、
     マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニー、ローレンス・フィッシュバーン
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posted by 召使 at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

世界はときどき美しい

sekaiwatokidokiutukushi1.jpg
監督:御法川修
出演:松田美由紀、柄本明、片山瞳、松田龍平、市川実日子、他

自分には、食わず嫌い、マニュアル主義(もしくは権威主義)という悪癖がありまして、評価の定まった監督の作品ばかり見てしまいます。
そこを打破して新たな世界を広げたいというのが、このブログを始めた意義な訳ですが・・・。
監督デビュー作というとどうしても躊躇してしまいます。

しかもこの映画の売りは「珠玉の映像詩」。
ありふれた日常スケッチが退屈に展開されそうな匂いがして危険でした。

しかし杞憂だった。
全編を通じて「私は詩人だ」というような嫌味な感じは皆無です。

オムニバス5話のそれぞれは、トリュフォーの映画ように、主人公のモノローグでつづられていきます。
その台詞は、誰もが普段自然に考える程度のシンプルなものです。
それは8mmフィルムで撮影されたという画面とマッチして、自意識過剰になりすぎず、現実の世界にきちんと足をつけている登場人物たちを、的確に描いていきます。

特に感心したのは新人・片山瞳の第3章と、市川実日子の第4章です。

前者は、恋人との関係に少しだけ悩む女性が、自動販売機のコーヒーを飲むことで何かを解決するという話なのですが、小道具である自販機が神々しくみえるのは実に感動的です。

後者の市川実日子は、これまでややぎこちない印象の女優だと思っていたのですが、ここでの彼女は素晴らしい。
夫を亡くした母を思う一人暮らしの娘という役を演じるのではなく、現実の自分のほうに引き寄せた芝居をすることで、最後に観客をこの映画に抱き寄せることに成功しています。

「世界はときどき美しい」
タイトルどおりの佳作です。
posted by 自称シネフィル at 12:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月01日

ブレックファスト・クラブ

Breakfast Club.jpg

●ブレックファスト・クラブ
●The Breakfast Club
●監督 ジョン・ヒューズ

●出演者
 エミリオ・エステヴェス
 ジャド・ネルソン
 モリー・リングウォルド
 アリー・シーディ
 アンソニー・マイケル・ホー

 以前、シネフィル先輩から強烈レコメンドされていた映画。
ケーブルTVで鑑賞した。

 正直、期待外れ。

 感情移入できるキャクター1人も無し。
 
 ’80年代物特有のイタイ感満載?????`?i???_???????j

 この手の映画では、レス・ザン・ゼロが好き。

 モリー・リングウォルドって苦手。

 エミリオ・エステベスとマーチン・シーンの
血のがりをあらためて認識。そっくりだね...


 

★★★シネフィルからのお説教★★★
posted by 召使 at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月30日

バレンタイン

Marley.jpg

Denise Lee Richards.jpg

Katherine Heigl.jpg

バレンタイン/監督 ジェイミー・ブランクス

主演:マーリー・シェルトン
  デニス・リチャーズ
 キャサリン・ハイグル
   ジェシカ・コーフィル

  2001年の作品(日本未公開)

 正真正銘のB級(C級?)サスペンス・ホラー

 一番最初に殺されるキャサリン・ハイグルのムチムチさ加減に
グッときて最後まで観るハメになった。
(シャーリーズ・セロンを若くして少し下品にした感じ)

 最後に殺される女優が
「かとりこのみ」に似ていたのも
B級具合に拍車をかけるとともに
わたしを惹きつける要因となった。

 主役の1人マーリー・シェルトンの恋人役の俳優は
アメリカTVドラマ、エンジェルの主役、
ボーンズの準主役の人。
 名前は覚えていない。

 日本で一番有名なのはデニス・リチャーズでしょう。
お高くかつ安っぽいという適役でした。
 何箇所かメスが入っていそうな顔と体です。

 全く期待していなかったけど
それなりに楽しめました。
 
posted by 召使 at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

バッテリー

バッテリー2

監督: 滝田洋二郎
出演: 林 遣都 山田健太 他
2007年作品

傑作だと思います。

ピッチャーの少年がボールを投げ、キャッチャーの少年がボールを捕る。
そこがこの映画の見所です。

野球の試合には、9回の表裏を通して、様々なシーンがあるわけですが、この映画は、そのほとんどを省き、ピッチャーが投げてキャッチャーが捕る、そのカットばかりが無数にあります。

そしてそのどれもが、とても感動的に撮れているのです。
野球物にありがちな、スローモーションや奇抜なCGなどほとんどなく、ときにはワンカットです。
まさに文字通りの直球。
思わず「早ぇっ!」と何度も声を出してしまう。「うおっしゃー」と叫んでしまう。

滝田監督はピンク時代からコミカル路線(脚本:高木功 主演:滝川真子のシリーズ)と、「連続暴姦」のようなシリアスもの(脚本:高木功 主演:大杉蓮)の両極端をとっていました。
メジャー進出作「コミック雑誌なんかいらない」(脚本:高木功)は擬似ドキュメンタリー風の異色作で、邦画史上ベスト10に必ず入れるべき傑作です。
ただ、その後の数々のメジャーヒット作(高木功と離れてしまう)は私自身はあまり興味がわくものがありませんでした。

でもこの映画は傑作でした。

主人公の少年二人は全くの新人だということです。
その勢いのある球筋は、みている我々に、素直にぐいぐいと生きていくことの大切さを思い出させてくれます。
もしかすると滝田監督は、若い頃バッテリーを組み、一緒に青春を駆け抜けた故・高木功のことを思い出しながら、この映画を撮ったのではないでしょうか。

※萩原聖人さんは、黒沢清監督「CURE」の怪物以来の、当たり役です。今年の助演男優賞当確では?
※故・高木功氏の残した短編集「百年風を待つ」と貧乏旅行記「地球の迷い方」はどちらも必読の面白さです。
posted by 自称シネフィル at 18:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月28日

めぐり逢い





 「めぐり逢い」
濁点抜かせば「めくりあい」
なんかイヤラシイですね???[???i?????????j

 冗談はさておき
この映画は、ケイリー・グラント&デボラ・カー主演の
ラブ・ロマンスです。
 クラッシック・シネマです。

 テンポ、ストーリー展開ともじれったい映画です。

 西洋人の男の器?について勉強になります。

 デボラ・カーが演じる女性のイジラシサがぐっときます。
今のアメリカでは絶滅しているタイプの女性。

 

 今期のファションのキーワードは、アメリカです。
トム・ブラウンが旬です。

 ということで、
この映画のケーリー・グラントのスーツ姿や色合わせは
参考になります。

 それにしても肩幅広い人種だな。
posted by 召使 at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月26日

ワニガメ任侠伝 / 続・ワニガメ任侠伝

ワニガメ続ワニガメ

2006年作品
監督 市川徹
出演 武蔵拳 中倉健太郎 他

「テンポが良いのが良い映画」ではないと思うのです。

この映画のテンポは、独特です。
どういうテンポかというと、
シーンの最後、喋り終わった人物がちょっと待っているというか、フィルムが余った感じなのです。観客が「お」「お」「お、おい」と突っ込みをいれそうになる瞬間、さっと次のシーンにカットが飛ぶわけです。

このテンポは、CMなどの子気味良いテンポ・リズムになれすぎてしまった我々を、一気に違う世界へ引き込んでしまう力を持っています。
なぜかはわかりません。

この映画のキャラは、それぞれ何が目的なのかさっぱりわからなくて常に場当たり的な行動ばかりで、一般にいう「キャラがたっている」状態からは程遠いのに、見終わった後何日たっても心に残っているのは不思議です。

物語も、もともとは単純な温泉の利権をめぐるヤクザコメディーのはずなのに、考えてみると結局何が起こったのか最後までちっとも分からないのも異様です。

でも決してシュールな映画ではないし、芸術映画でもない。でもなんだか愛おしい映画です。

こんな映画がある限り、映画をみるのをやめられませんね。
なぜなら、私はこの歳になっても、映画の面白さの本質が何であるか、さっぱり分からないからです。


☆☆☆召使のたわ言☆☆☆
posted by 自称シネフィル at 00:02| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

Life 天国で君に逢えたら

監督 新城毅彦
出演 大沢たかお 伊東美咲 他
2007年作品

音の演出が特徴的な映画です。

実在の主人公、ウインドサーファー飯島夏樹が、癌の手術を受けるときの薬品がチューブを流れる音。

夏樹が不在でハワイのマイホームをハリケーンが襲うときの、映画全体のトーンとは異なる暴力的な轟音。

勝手な父が許せなくて、木に登っておりてこない娘と、したから手を差し伸べ続ける父の上に降り注ぐ雨の音。

アップ多用の画造りは、テレビ出身の監督だからというわけでは決してなく、大沢たかおさんと伊東美咲さんという美しい二人の俳優を素直に映し出すのが目的でしょう。
ただ私には、この映画では画よりも音のほうにドキッとさせられました。

これらの音に支えられながら、映画は進んでいくのですが、そのベクトルは決して悲劇のラストではない。

「病気になって良かった。いろんなものをもらった」という夏樹の言葉に考えさせらるものがありました。
こんなふうに前向きに生きていけるのなら素敵なことですね。
それには飯島夏樹のように「不屈の努力」と「風に逆らわない」ということのバランスを保つ必要があって、私などにはとても難しいのですけれど。

哀川翔さんと袴田吉彦さんは、いつもながらナチュラルでとてもいい助演をされているなと思いました。










☆☆☆召使のB級レビュー☆☆☆
posted by 自称シネフィル at 07:24| Comment(2) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする